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TEMPTATION'S MARK
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Lore
誘惑の紋章
「これが間違いなら、私は正しさなどいらない」――ヤーダーム4、ケンターチ3のタイタン
「こんなはずじゃなかった」とレッカナは困惑した様子で言った。
「まだ終わっていない。勝ち目はある」レッカナは納得していない様子だった。ヤーダーム4は方針を変えた。「いいか、リスボンはためらっている。新しい力を使うのを恐れているんだ。だから真正面からぶつかる。数も力も、有利なのはこちらだ」
「ダメだ」
「ダメ?」
「リスボンは恐れていない。彼は怒り、追い込まれ、裏切られたと感じている」とレッカナは言った。彼女の目には光が戻り、新たな奇襲を警戒して辺りを見回している。
「裏切られた?」馬鹿げた話だ。「裏切ったのはあいつだ!」
「そうだ。ただ彼はもう私たちのことを友人だとは認識していない」
「なるほど、奴にも言い分があるわけだ。なぜ急に考えを変えたんだ? 目的は同じだったはずだ。それが今じゃこの有様だ!」
レッカナは自身を見つめ、彼に目線を戻した。「私たちの選択は正しかったのだろうか?」
レッカナが自身を疑っている? 明らかに混乱している。彼女には集中してもらう必要がある。
「当たり前だ。シティに戻って、お前の指示のもとで学んできたことを共有する。ただその前に、ブラックガーデンから脱出しなくては。いいか、リスボンと戦う必要はない。だが衝突を避けるには、あいつの考えを知る必要がある」
レッカナはうなずいた。
「よし。あいつは背後から攻撃してくるか? それとも真正面に立ちはだかるか? ベックスがまた襲ってくるのを警戒すべきか?」
レッカナは目を閉じた。呼吸を落ち着かせている。ヤーダーム4は周辺の警戒を続けたが、それでも時折レッカナを振り返り、まぶた越しの目の動きを確認した。
数分後、レッカナの呼吸が速まり、目を開けた。
「ダメだ。私たちの道を紡ぎ出す糸の数があまりにも多すぎる」
「問題ない。風の吹くままにやるだけだ」とヤーダーム4は呟いた。
「え?」
「俺たち自身で進むべき道を決めるしかないと言ったんだ。自分たちの物語は自分たちで作るしかない」
ヤーダーム4は作り笑顔を浮かべ、レッカナは彼が最初に言った言葉が聞こえなかったふりをした。