Stats
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0 |
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入手方法: ガーディアン・ゲーム2024
Lore
オールスター・ベクトル
「トンボって宙返りするのか？」
「つまり… この“スキマーボード”とやらは、突然送られてきたってのか？」
プラクケシュはボードのひとつを足で小突いた。それは倉庫の真ん中でふわりと宙に浮かんでいる。
「ガーディアン・ゲームへの寄付だろう」とスパイダーは気もそぞろに言う。「珍しいことじゃない」
彼は不満げにうめくと、さっと手を振った。アーラはその指示に従い、椅子の上でぐらつきながら、絵の位置を少し左にずらす。
「普通は賭けが絡むもんだ。そうじゃないのはバンガードの公式グッズくらいだ」とプラクケシュは説く。見た目はネオムナのスカイボードにそっくりだが、バンガードがそのような品を配ったりすることはないだろう。
「それなら、今年はツイてたのかもな。もうちょい右だ、アーラ！」
アーラは不満げな声を漏らしながらも指示に従い、額をグイっと持ち上げて位置を合わせた。
「もうそこでいいんじゃないか？」プラクケシュはそう言い、目を細めて絵を眺めた。彼にはこの絵の良さがわからない。土の小道に沿って斑点状の紫色の花が咲いていて、草木の形もぼんやりとしている。だが、スパイダーはまるでその絵が純粋なエーテルでできた作品であるかのような目で見上げている。「寄付者は名前も残していかなかったのか？」
スパイダーはため息をつくと、データパッドに手を伸ばす。「あー、どれどれ… 積荷2台分… 個人向けの乗り物、スキマーボード… シティへの贈り物… ああ、これだな――“協定”と書いてある」
スパイダーがプラクケシュに目をやると、プラクケシュは肩をすくめた。「誰だ、それは」
