Exotic Perks
復讐
Stats
防御力 | 0 |
Curated Roll
Lore
片目のマスク
自業自得だ。
光を奪われたとき、好きにしろと挑発した。目をえぐられたときはもう1つあると笑った。だがゴーストがやられたとき… ああ、ゴーストを奪った瞬間、奴らは死んだ。
まだ本人達はそうなると知らないが。
最初に蘇生された時から、いつも一人でいた。きっと前世でもずっとそうだったんだろうと思う。ファイアチームだの、レイドだの、司令官のナイトフォールだのは性に合わない。いつも一人で歩んできた。誰も必要なかった。
ゴーストさえいればいい。ゴーストが唯一の友達だった。今はもう、そう断言することを恥だとも思わない。
宿られし軍との戦いのすぐ後、一緒にヨーロッパ・デッドゾーンに出向いて住処を探した。静かな、できるだけ平穏な場所が良かった。ゴーストと2人で、ファクション・ウォーからずっと戦ってばかりだった。常に戦っていたんだ。もうこりごりだった。ゴーストもだ。あまりに長い間単独行動をしていたおかげで、誰も自分たちが居なくなったことに気づいていなかったと思う。それでよかった。
しかし突然光から切り離され、事態が急変した。結局のところ、ガーディアンとゴーストなのだ。平穏なんか訪れるはずがない、そんなのトラベラーが許さないだろう。ゴーストが久しぶりにシティのネットワークに接続すると、惑星中の通信が遮断されていることが分かった。そこで、2人で元の降下地点、シティに戻って戦うことにした。その時に奴らに見つかった。後にカバル… レッドリージョンだと分かった。
奴らに連行され屈曲の細道の北にやってきた。破片の見える場所でキャンプを張ると、奴らは酒を飲み始め、酔って騒ぎ始めた。奴らはこちらが光を失っていることを知っていた。ただの肉と空気になったガーディアンがどれほどのものか知りたがった。好きにしろと挑発すると、本当に好き勝手しやがった。また死ぬんじゃないかと思うほど殴られ、なにもできないゴーストを笑った。奴らは更に酒を飲み続け、そのうち1人が目は2つも要らないと言い出した。奴が目をえぐり出し、潰しながら笑い、何もしないのかと嘲った。もう1つあると大声で笑い飛ばしてやった。すると、一番気に食わない奴がゴーストを掴み、今からお前の生死を決めるゴーストは自分だと言い放った。奴の指の中でゴーストは小石のように見えた。そして奴はやすやすとゴーストをバラバラにした。夜明け前に、崖から投げ落とされた。撃ち殺したり、ウォービーストに食わせたりすればよかったものを。
ゴーストに選ばれたのは、きっと以前は英雄のような存在だったからだと思うが、どうだろう。ただの殺人者だったのかもしれない。
ハボックフィストなんかなくても、相手を肉片にできるからな。