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属さぬ刃のフード

レジェンダリー / ウォーロック / ヘルメット / Helmet

一騎打ち。

入手方法: エピソード: 残響のアクティビティ

Special Perks

栄光の残響

栄光の残響

フェールセーフのベンダー評価獲得量が{var:99725286}%増加する。このパークを持つアーマーの装備数に応じて、追加で獲得できる量が増加する (最大3つ、合計{var:3772573538}%まで) 。

このセットのクラスアイテムはアーマー{var:1637760185}個分の効果を付与する。

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Lore

属さぬ刃のフード

一騎打ち。

女帝カイアトルはH.E.L.M.の窓から煌めくトラベラーを眺めていた。それは変化の兆しであるとともに、危険の兆しでもあった。彼女は将来の不確実さを感じながら、もう片方の足に体重をかけた。

「あら」フェールセーフが調子はずれの声で言った。「やっと会いに来てくれたんだね」

女帝カイアトルが振り返り、ターミナルに上がってAIと司令部の間の連絡に使われる機器を見つめた。

「AIか」カイアトルが独り言のように言った。「エクソダスブラックのフェールセーフだな。お前はこうやってバンガードと連絡を取っているのか」

「そのとおりです!」フェールセーフが嬉しそうに言った。「ようこそ、女帝様。来てくれて嬉しいです!」

カイアトルは混乱したようにフェールセーフに目を向けた。フェールセーフは光を点滅させ、一連の低い電子音を出してから再び話し始めた。

「またあたしの上に戦車を落としに来たわけじゃないよね? 1台で十分でしょ」

カイアトルはAIの皮肉に牙を下げたが、何も言わなかった。

「謝りに来たわけでもなさそうだね」

「ああ」女帝が間髪入れずに返事した。「私は謝罪などしない。いずれバンガードとの同盟を組むためにネッススに行く必要があった。奴らに反応を強いるためにな」

「あっそう」フェールセーフが無関心そうに言った。

「戦略的だったのだ」女帝が続けた。その口調は厳格だったが、融和的でもあった。一方で、フェールセーフの返事は陽気だった。

「とても失礼だったと思います!」

カイアトルがゴロゴロと唸るような音を鳴らしながら考えた。フェールセーフはそれを真似するように、モジュレーターの雑音を鳴らしたが、女帝はそれを無視した。

「そうだな」彼女が言った。「確かに… 失礼だったかもしれない」

フェールセーフは何も言わなかった。カイアトルは咳払いをしてから続けた。その視線は、部屋中に展示された研究用の検体を眺めていた。

「スキャンの結果から、着陸地点に巨大な墜落現場があることはわかっていた。お前がいることは知っていたが――」

「でも無視したんでしょ?」

「そうだ」彼女は言い、AIのコンソールに視線を戻した。「無視したのだ。お前は脅威としてみなされなかった」

「大当たりです!」フェールセーフが同意し、再び口調が平坦になった。「あんたを止めることができたわけじゃないからね」

カイアトルは眉をひそめた。

「なぜそのような話し方をするのだ? そうコロコロと声を変えられると――」

「うっとおしい? 知ってる。よく言われるから」

「そうではない」女帝が背筋を伸ばして言った。「カバルの伝説みたいだと言おうとしたのだ。2つの顔を持つ戦士。その戦士は、舌を持たない顔と、牙を持たない顔を持っていた」

カイアトルが首を横に振った。フェールセーフは熱心に聞いていた。

「外交の必要性を説く寓話だが… そのような手段の限度も説いている」

フェールセーフは考えるように黙り込み、カイアトルは次はどちらの声で返事が来るのだろうかと思った。

「あたしの礼儀フィルターなんだ」フェールセーフが不機嫌そうに言った。「しばらくすると、ぼろが出ちゃんだよね」

「ふむ、そうなってようやく思いのままに話すことができるのか?」

「そんなところだね」

カイアトルが頷き、ため息をついた。

「それは気の毒だな」

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