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アベイヤント・リープ

エキゾチック / タイタン / Leg Armor

上昇する度に落下。

Exotic Perks

人形師の制御

人形師の制御

ドレングルの鞭が強化される。投射物が標的をより積極的に追尾して遠くまで飛翔する。標的を停止状態にするとウィーブメイルが付与される。

Stats

防御力 0
Credits

Curated Roll

Not all curated rolls actually drop in-game. Learn more

Lore

アベイヤント・リープ

上昇する度に落下。

ロハンが何よりも忘れたくないのは、彼女の笑い声だった。あの威勢のいい、毅然とした、骨の芯まで届くような笑いだ。

自分のコアを主任公文書保管人の手に預けるために身を乗り出しながら、彼女はその笑い声を響かせた。自分の引退セレモニーで笑うクラウドストライダー・トラモンタンは誰にも止めることはできない。主任公文書保管人が彼女を黙らせようとしても、あとで息がヒューヒューと荒くなるとしても、彼女は笑うことをやめなかった。

公文書保管人がトラモンタンのコアを台座にはめ込む。コアから出たナノマシンは集まり、彼女の記念碑の形に組織的に重なっていく。参加者から万雷の拍手が巻き起こった。

その瞬間は、ロハンの記憶の中に宙ぶらりんの状態となっている。伝説のトラモンタンが、自身の記念碑の前で、大笑いしている。

しかし、この瞬間も同じだ。トラモンタンはワイヤーとチューブに全身を包まれている。インプラントが壊れ、体も壊れ、一つ一つの故障が次の故障へと連鎖していく。彼の目の前で、彼女は朽ちていっている。

ここには群衆はいない。彼女を見つめるロハンと一緒にいるのは、彼の肩の横に浮かぶプーカだけだ。緩和ケアを担当する医師は、何も言わずに出入りしている。ロハンにはモニターの発するビープ音や、弱った心臓に血液を送り込む機械のヒューという音は聞こえているが、それでも部屋は不自然なほど静かに感じる。

トラモンタンは、肺が自力で膨らまなくなった時点で、笑うのをやめた。

骨のような彼女の手は、かろうじてピクリと動く程度の力しかない。ロハンは彼女の手をとり、体を近づける。彼女が言葉を発すれば、息遣いから意味は分かるはずである。

しかし、最後は沈黙以外に存在するものはなかった。

 
 
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